地震発生から今日までの長文レポ(横浜在住  小学生ママ目線)

やっと横浜の余震も落ち着いてきたので、ここ数日の様子を書こうとパソコンを開いたら…
静岡が震源地震で昨夜また強い揺れが!
娘は爆睡していたので、余計な恐怖心を与えずに済みホッとしました。


11日の激しい揺れの恐怖が蘇ってきて、さすがに精神的にキツいです。
最初の地震から、長野、静岡と震源地が移動。
横浜もその度に同時に揺れている状態。
我が家とその周辺の生活の変化を記します。



「3月11日」
地震発生。
激しく長い横揺れに、時計等いろいろなものが落下。
スタンド照明のガラスが壁にぶつかり割れる。


下校途中の娘をあわてて迎えに。
外を歩いていたせいか、それほど恐怖を感じていない様子。
娘とマンションの階段を上っている途中、再度激しい揺れ。
駐車場に出てしばらく様子を見る。


震度5以上だったので、安全装置が作動しガスがストップ。
メーター部分を操作しガスを復帰させる。


横浜も通信手段が麻痺。
地震直後だったからか、九州の実家からの電話が繋がり無事を知らせる事が出来た。
主人の実家の無事も確認。
ご近所同士でも携帯通話が繋がらず。
仙台に住む友人に「明日で良いから返信下さい」とメール送信。無事を祈る。
受信メールも6時間分まとめて来るような状態。
電車もストップし、帰宅難民が多数。


何度も続く余震におびえた一日。
被災地のあまりの姿に涙が出る。
非常用袋を用意して無かったので、一日分の着替えと水、食べられそうなものをまとめる。
すぐに逃げられるよう、入浴は控えた。
パジャマじゃいざ逃げた時寒いだろうと、スウェットを着て就寝。
緊張してあまり寝られず。



「3月12日」
テレビに映る被災地の状況に愕然。
緊急地震警報が鳴る度に緊張。
外を走る車がとても少ない。


懐中電灯用の単1電池を主人が買いに行くも売り切れ。
水も無かったらしい。
とりあえず、非常食になりそうなビスケット類とお茶だけ買ってきてもらう。


仙台の友人から返信が無い。
災害伝言ダイヤル、携帯の災害用伝言板にもメッセージ無し。
通信手段が麻痺してるからとは理解しつつ、不安がつのっていたら夕方やっと返信が!
無事避難所にいてくれてホッと胸をなで下ろす。
ご主人は出張中で子供3人抱えて避難中。
どれだけ不安だろうか。


いま私たちに出来ることは募金と節電。



「3月13日」
単1電池とランタンを求めて横浜のヨドバシカメラへ。
入り口近くに電池売場を設置したヨドバシの対応に感心。
客が殺到していて、どちらも売り切れ。
カセットボンベも無かった。
単3を単1として代用できる「スペーサー」なるものを購入できたので良かった。
家具の転倒防止用つっばり棒も購入。


ホワイトデーで週末ふぐを食べに行く予定だったが、募金にまわすことにする。
家族でせっせと節電に励む。



「3月14日」
学校は通常通り行われるとのこと。
信号の停電が心配で集団登校に付き添い。


我が家の米が残り少ないことに気づく。
車の移動は心配だったので、徒歩でスーパーへ。


手持ちの現金が少なかったので、まず米だけ買ってからATMへと思ったら、店内大混雑。
みな、あわてて買いだめに走っている様子。
米・パン・シリアル等の炭水化物系や水が売り切れ。
缶詰めやカップ麺、お菓子といった保存の利くものを大量買いしている人たち。


さすがに焦りを感じたので、まず持っているお金で買えそうなものを購入。
肝心の米が売り切れで、餅や缶詰め、お菓子等を購入。
棚はスカスカ、レジはものすごい行列。
入場規制までしている。
店内は照明を落として節電してくれていた。


その後ATMに移動し、もう一軒のスーパーを覗くも同じ状態。
コンビニも同様。
仕事途中に昼ご飯を買いに来た人が困っている様子。


パン屋さんが昼前に商品売り切れ。
隣のケーキ屋さんに整然といつも通りにケーキが並んでいたのが印象的。


娘を学校まで迎えに行く。
重い荷物をかかえ、かなり歩いた一日。
米が買えなかったので、通販で注文。届くだろうか。
「買いだめなんて必要無い。冷静になれ。」と主人に諭される。


周辺でガソリン売り切れ中。
車で幼稚園送迎していたママが嘆いていた。
我が家、節電「ヤシマ作戦」励行中。



「3月15日」
お米を求めて、朝一でまた別のスーパーへ。
開店前なのに店の前に大行列が出来ていて目を丸くする。
200人ぐらい並んでたかも。
指示されることも無しに、みな整然と2列に並んで開店を待つ。


スーパーにはやはり米が無い。
玄米1キロ買えたからラッキーな方かも。
パンとシリアルも買えた。
肉・魚・野菜類は普通に売っている。


コンビニ経営をしている友人曰く、やはりパンが飛ぶように売れているとのこと。
客の目が殺気だっているとか。


学校が今週いっぱい給食無しで集団下校となる。
信号が停電するかもしれないのでお迎え。
子供の昼ご飯も用意。
米を温存するため、お雑煮を作ってみた。
夜は停電に備え、冷凍庫を空にするよう、冷凍ご飯を使ったメニュー。


早帰りで時間がたくさん出来た娘が、友達の家に遊びに行きたいという。
相手宅のママが仕事で不在。そちらのおばあちゃんに託すのも申し訳ない。
近所の地区センター的なところで私付き添いで遊ばせる約束をさせるも、停電予定で閉館。
花粉症で辛い時期だが、3時間ほど公園での外遊びに付き合う。
こども達が無邪気に遊んでいる様子は平和そのもののように見える。
(ベンチで新聞を熟読している私は異様に写ったかもしれない。)
帰宅後、放射能が飛んできていた事を知りショックを受けるが、健康に問題無いごく微量だとわかりホッとする。


通販で頼んだランタンが届いて一安心。
結局停電にはならず。
ウチの住所が輪番停電の地区3つに記載されていて、未だどのグループに属しているかわからず。
停電予定時刻がわからないと、食事作りが心配。
カセットコンロを持ってたら良かったのかな。


そんなこんなで今日の朝を迎えました。
備えあれば憂いなしなんて何度も聞く言葉が身にしみました。
後手後手で対応中です。


娘の相手もしてあげなければならず、ニュースを聞きつつポケモンカードに付き合ってあげたり。
こんな状況でも、ニュースにかじりついてこどもを放置出来ないのでしょうがない。
なるべく不安感を与えたくないので、早く子供達を日常生活に戻してやりたいと願います。
また、マンションの同じフロアで仕事を持っているママ達に連絡。
両親不在で、いざという時はうちに来るよう子供に伝えてもらいました。


また、今回の地震で携帯が全然頼りにならないことがわかりました。
ツイッターは使えてたので、これを機にスマートフォンに買い換えるつもり。


当たり前の日常が一変するなんて…。
今回の地震で亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
この厳しい現実に胸が締め付けられます。
また、辛い状況で避難されている皆さん、どうか早く不安の少ない生活を取り戻せるよう祈ります。
現地で救助や復旧に向けて活動されている皆さん、その勇気と努力に頭が下がります。


私たちは節電「ヤシマ作戦」と募金で協力しましょう。
被災地から離れた方々、消費を停滞させないよう、いつも通りの生活を送って下さい。
枝野さん、寝て下さい!