バムとケロのそらのたび

大人気のバムとケロシリーズの第二弾、「バムとケロのそらのたび」。


バムとケロって見た目がちょっと気持ち悪くて、何故そんなに人気なの?っと思っていました。
しかし読んでみて納得。ものすごく面白い絵本です!


作者の島田ゆかさんの遊び心がギュウギュウに詰め込まれた一冊。
メインのバムとケロだけでなく、脇役のおじぎちゃんやヤメピ達(すごく可愛い!)にも要注目です。


サメがいるな、、、と思っていたら、実はペンギンのヒレだったり。
思わずニヤニヤしちゃうような小ネタがいたるところに潜んでいます。
隅々までよく眺めていると新たな発見があって楽しいったらありません。


たった今も、飛行機に描かれているケロちゃんの目線が動いていたことに気づきました。


この絵本は、読み聞かせだけだともったいないです。
子ども本人がじっくり読み、自分でいろいろ発見させるとより楽しいでしょう。
その分、子どもが成長しても長く楽しめる絵本かもしれません。


読めば読むほど面白いので、本当に買って良かったと思える一冊。
何度でも楽しめる、スルメのような絵本です。


全体的に黄みがかった色味で描かれていて、温かくて可愛いイメージのイラスト。


小ネタは、1話で完結していません。
「バムとケロのさむいあさ」でやかんを無くしたねずみさんが「バムとケロのおかいもの」で、市場に買い物に来ていたり。
こっそり展開されているサイドストーリーが秀逸。


島田ゆかさんって、きっとイタズラ大好きな方なんだろうな。
ご自身のHPもとても楽しいので、是非訪問されてはいかがでしょうか?
ププッと笑えますよ。
茶目っ気たっぷりの島田さん、大好きです!


2011年の1月に新作「バムとケロのもりのこや」が発表されるとのことです。
今から楽しみでたまりません!!
次回作はどんなイタズラが潜んでいるか、わくわくしてしまいます。

バムとケロのそらのたび

バムとケロのそらのたび